2007年3月25日日曜日

『アンフェア』はアンフェア

b8f68998.jpg怒涛の3週連続、映画三昧! 3週目の今日は、『アンフェア the movie』を観に行きました。


原作『推理小説』や『アンフェアな月』も読んでないし、ドラマもほとんど見たことがありません。そこが弱点です。そんな『アンフェア』のど素人が、映画だけ観たくらいで何を語るのか、と言われたら返す言葉はありません。

しかし、映画の面白さは、単作でも評価されるべきだと思うのです。なので、あえてここに書きます。

主人公の雪平夏見は、ひたすらカッコイイです。しかも、無駄に美人。この映画は、この一点で光っています。まるで、『ダイハード』の女デカ版です。でも、『ダイハード』のような爽快感は全くありません。そもそも『アンフェア』自体、裏切りが渦巻く世界ですから。


娘に対する母性愛がどうの、とか、アンフェアなことに対する怒りがどうの、とか、そんなことはどうでもいい気がします。確かに、こんなにも深く激しく、娘のことを思う母の愛には泣かされます。冷酷な雪平が、あえて娘のことに血眼になるという設定は、それはそれで新鮮なんでしょうが。


パンフレットの「製作裏話」に、「アンフェアにはリアリティを」という話が載っていました。細部にまでこだわり抜いて、警察やSATのリアリティを追求したとのこと。でも、その割には、あまりにも幼稚な作戦を実行していますし、ストーリーの流れも今いち。まるでB級映画を観ているような感じがして、しょうがないのです(B級映画好きなので、楽しめましたが)。


娘はテレビでドラマをちょっと観ただけで、「これ、キライ」ときっぱり宣言してました(今日も、娘と息子は別行動。映画ドラえもん『のび太の新魔界大冒険』を観てましたし)。
(娘)「伏線があるのはいいと思うけど、どこもかしこも謎だらけや裏切りだらけじゃ疲れるんじゃないの。特に、映画は緩急つけないとねぇ。」

でも、ビデオはレンタルするそうです。突っ込みどころ満載っぽいからとのこと。


とにかく、シリーズを通して見ていかないと、分からないことだらけです。パンフレットにはドラマの内容が1話ずつまとめてあるので、これで勉強するべきです。ドラマDVDをレンタルできればベスト。
謎が謎を呼ぶ。良くも悪くも、これがこの『アンフェア』の世界観であり、魅力なんでしょう。

一番の謎は、何で雪平刑事は生き続けていられるのか、という点ですね。ま、これは言わば「お約束」なので、どうでもいいことですけど。

「アンフェアなのは誰か?」


って、やっぱり製作委員会ですかね。


Amazon
『アンフェアな月』
『アンフェアthe movieオフィシャルガイドブック―連鎖する”闇”を完全解説』
アンフェア DVD-BOX
アンフェア the special 「コード・ブレーキング ~暗号解読」DVD

2 件のコメント:

  1. アンフェアは、テレビシリーズから大好きだったので、映画は見に行こうと意気込んでいました。


    ・・・・が、いけてません(><)
    雪平夏見のキャラクターが全てですよね、この作品は。
    また雪平夏見に会いたいです。
    諸事情により、一人で行く羽目になりますが・・・

    返信削除
  2. ぜひ、観にいらしてください。
    私は、ドラマをあまり見ていないので、それ程思い入れがありません。
    でも、ファンなのでしたら、やはり劇場で見た方が断然いいですよ。
    ちょっと、けなし過ぎました(反省)。

    返信削除