2005年10月30日日曜日

W-ZERO3ファースト・インプレッション 【WPC EXPO編】

WPC EXPO


左は、Willcomブースに展示されていたW-ZERO3。記念すべきWindows Mobile 5.0 for Pocket PC 搭載1号機。

右は、W-SIMとWS001"TT"。このW-SIMが、PHS通信モジュールである。パケット通信は1x~4xパケットで、データ転送速度は最大128kbps、32kbps/64kbpsのフレックスチェンジ方式での通信もできる。

W-SIMはW-ZERO3の裏蓋をはずして、スロットに挿入する。逆に言えば、このW-SIMさえ確保していれば、端末を買い換えることが容易となるわけである。
w-zero3_tenjiw-sim_tenji


Web上で見た限りでは、PSPと似ていると思っていたのだが、実際にはもう少しチープな感じ。まんまプラスチックの筐体は、重量を抑えるための選択だろう。とにかく、軽いことはいい。

全体的な使い勝手は、良くも悪くも、Windowsと同じだ。私はPoket PCを使ったことがないので詳しい比較はできないが、最初の画面はまさにPoket PCのTodayの画面と同じである。アプリケーションを起動するには、Windowsマークのついたボタンを押すか、画面上の「スタート」メニューからアプリを選ばなければならない。
w-zero3_demo

[本体ボタン]

縦にしてみると、本体下部には8つのボタンが配置されている。カーソルボタンを中心として、その周りに「Windows」ボタン、「ok」ボタン、「インターネット」ボタン、「メール」ボタンがある。左下には「通話ボタン」、右下には「終話ボタン」があり、その上にある「-」ボタンによって、Windows Mobileの下にあるタスクバーに表示される2つの機能を選択できる。この機能はアプリケーションによって内容が変わる。押した感じはしっかりしていた。
w-zero3_button

[液晶画面]

解像度640×480ドットの半透過型液晶は、かなり美しいという印象だ。さすが液晶のシャープと言われるだけのことはある。明るい戸外でも視認性が良いのか、ぜひ、試してみたいところだ。

[キーボード]

スライドすると、自動的に縦画面が横画面に切り替わる。この切替は、本体前面のスイッチによっても可能だ。

キーの配置には慣れが必要かもしれない。カーソルキーの位置が微妙、スペースキーは左に寄り過ぎている。親指でキーを押すこと自体は、本体が軽くて支えやすいのと、キーの配置が扇型に拡がっていることで、Zaurus SL-C3100と比較すると、かなり使いよい。クリック感は浅いが、気になるほどではなかった。
w-zero3_keyboard

[電話としての使い勝手]

Willcomの定額の音声通話に対応している点は、評価すべき重要なポイントである。では、電話としての機能はどうなのだろう。展示機でも、番号をタップして電話をかけることは可能だった。音声はクリア。しかし、PHSとしては、女性の手には大き過ぎ。まあ、これは致し方なかろう。


縦画面のプッシュボタン。横画面にしても、同じ配置である。横画面では、キーボードからも入力できると思うが、基本的には、スタイラスによるタップとなる。「通話ボタン/終話ボタン」は、携帯と同じで本体上にある。
w-zero3_phone


「連絡先」ボタンから相手を選んで電話をかけることができそうだ(実際には試していない)。では、送信記録や受信記録はどこにあるのだろう。もしかすると、電話画面上に表示されている「メニュー」にあるのかもしれない。今どきの便利な携帯電話やPHSを使い慣れている身にとっては、機能的にかなり物足りないと思われる。

もちろん、PHSなので、メールは自動受信してくれる仕様となっている。
w-zero3_front1

[カメラ]

133万画素で、携帯のカメラと遜色なく、くっきりと撮れる。画面が大きい分、被写体を見やすいかもしれない。また、確認時にも大画面は有効。

[リセットボタン]

裏蓋をはずすと、リセットボタンがある。リセットすると、起動に1分ほどかかっていた。まだ、試作機ということで不安定なのか、係員がW-ZERO3をリセットする場面に何度も遭遇した。

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『W-ZERO3応援団』入会

wzero3_logo伊藤浩一氏の『W-ZERO3応援団』に入会することにした。

『W-ZERO3応援団』とは、WILLCOMのWIndows Mobileスマートフォン W-ZERO3を応援するユーザーの集まりとのこと。


とにかく、何が何でも応援していこうという、意気込みが感じられる。

それに、「応援団」という響きがいい。
butuyokumania氏のロゴも、スタイリッシュ!

Linux Zaurusとの2本立てになってしまうが、そこはそれ、いいモノを愛する気持ちは同じということだ。

はたしてW-ZERO3はいいモノなのかという疑問も湧くが、まずは、そのコンセプト。
PHSなのにPDA、PDAなのにPHS。これだけで私には、十分。

後は、我々ユーザーが応援することにより、さらにいいモノに育っていってくれれば、と願う次第である。


皆さんもご一緒に参加してみませんか?

伊藤浩一のW-ZERO3応援団

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ブルーのLinux Zaurus 発売中!


目にも鮮やかな、ブルーのザウルス。

10月31日までの限定発売だそうな。

10/30現在9時現在、まだ、在庫がありそう(「購入手続き」までやってみた)。

人と違ったZaurusを手に入れたいなら、急いで!

ただし、お値段は、いと高し。

SL-C3100 79,800円(税込)

SL-C1000 49,800円(税込)

zaurus_blue

アスキー365オープン記念モデル SL-C3100, SL-C1000

トルキッシュブルーメタリックの限定モデル(各10台のみ)

受注期間:2005年10月18日~10月末日

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W-ZERO3巡り 【WPC EXPO編】

WPC EXPO

WPC EXPOの最終日、東京ビックサイトに意気揚々と乗り込んだ。

まずは、Willcomブース。まだ11時にもかかわらず、列ができていた。
Willcom1Willcom2


並んでいる間に、Willcomの方をつかまえて、今後のW-ZERO3の動向について話を伺った。

Windows Mobile 5.0 for Pocket PC 初の記念すべき1号機は、WillcomとMicrosoftとSHARPの三者の協力で出来上がった。しかし、Willcomはオープンなプラットフォームを提供し、他のメーカーにも門戸を開いている。すぐにというわけではないが、今後、SHARPに続いて他のメーカー製のものが出てくることはあり得るとのことだった。もちろん、どこのメーカーがいつ新しい機種を出すか、なんてことは「超極秘」なので、聞くまでもない。
Willcom3


さて、MicrosoftでW-ZERO3が触れるなんて情報はなかったのだが、念のため、Microsoftにも足を延ばした。さまざまなコーナーがある中で、最も怪しいMobileのコーナーを探索。ここで、千載一遇のチャンスをものにした。1台のW-ZERO3を取り囲むMicrosoftの担当者と来場者2人。なにやら、トラブルらしい。ナニゲに近づき、「作業しているところを写真に撮ってもいいですか」とにこやかに迫る。

「えー、こんなところ撮られるのやだなぁ」とおっしゃりつつ、許してくれた。
Microsoft1


来場者の方達にトラブルの原因を伺うと、画像をminiSDに保存しようとしたら、Movie Playerからの応答が無くなってしまったとのこと。係の方は、何度もタスクトレイ(?)からタスクを終了しようと試みるが、失敗。

しかたなく、裏蓋をはずし、スイッチを押してリセット。

「ああ、リセットしたくないな。撮らないでよ」

「大丈夫ですよ、今、他に人、いないし」と、来場者の方。

担当の方はとても優しく人柄も良い方なので、見ていて、ちょっと気の毒になった。


裏蓋をはずすところ。続いて、再起動時の画面。1分ほど、かかった。
Microsoft2Microsoft3


結局、miniSDは読み込めなかった。試しに、来場者の方が取り出してSDアダプタにはめて、自分のデジカメに挿入してみた。SDカードにエラーがあるとの表示。デジカメ上で、フォーマットし直して画像をコピーし、再び、W-ZERO3に挿し込む。今度はうまく認識してくれた。

「miniSDカードが壊れてたんですね」と、来場者の方は納得されていたが、なんで壊れたかは、依然として不明。


miniSDカードを抜こうとしているところ。
Microsoft4


「Webとかに載せるんだったら、いいところを撮ってくださいよ」

ということで、撮ったのが受信メールの表示画面。
Microsoft5


Microsoftは担当の方が優しく、たまたまかもしれないが来場者がその場に2、3人しかおらず、穴場だった。他のブースは、基本的には勝手に触ってくださいというスタンスなので、それはそれで気楽だが、時間にも追われる感があって落ち着いていられない。


さて、最後はSHARPブース。こちらは、ステージがあり、10分おきくらいにコンパニオンがW-ZERO3デモを行う。Willcomのデモは、他のPHS端末ばかりだったので、新鮮な感じ。列は一番長いけれども、デモが見やすい中央の列に並んで見学。しか~し、待ち時間が長くて、その間に6回ものデモを見るハメに。


モバイルの柱は5つに分類される。今回の主役のW-ZERO3, Mebius, リスニング端末PA-L100, 電子辞書Papyrusとならんで、Zaurusも健在であることをアピールしていた。
Sharp1


4回目から、コンパニオンも交代。
Sharp2


SHARPでは、写真も撮らず、触ることに専念した。それにしても、販売までにはまだ1ヶ月以上あるが、作り込みははかどっているのだろうか。SHARPのブースでは5回も、裏蓋リセットを見てしまった。しかも、コンパニオンさんではどうにもならず、SHARPの女性社員の方が助けにいらして、それでもダメで、実機を交換した場面も目撃した。こちらのブースは来場者が多いためか、社員の方も慣れており、何の説明も無く、いきなりリセットして渡していた。

私も、写真を撮って、メールに添付して送ろうとしたら、訳の分からんエラーが出て、その後、例のMicrosoftの「エラー情報をMicrosoftに送りますか」とかいう画面が表示された。「キャンセル」してもしなくても、しつこく堂々巡りを繰り返していたが、何とかまあ、元に戻った。結局、その場は人を呼ばなくても納まったのだが、展示機はまだまだ、といった印象であった。

Zaurus SL-C3100は2台のみ展示。目新しくないためか、来場者もいない。W-ZERO3が盛況なだけに、寂しげ。係の方は「Zaurusが無くなるということは、今のところ、ありません」とおっしゃっていたが、かなり心配。

少しブームが落ち着けば、Linux ZaurusW-ZERO3の違いが、分かるはず。というより、その「違い」を一般ユーザーに周知させることが肝要なのだ。
Sharp3


今回は、ざっとW-ZERO3巡りの様子を綴ってみた。
W-ZERO3ファースト・インプレッションは、次回ということで。

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2005年10月27日木曜日

WPC EXPO 2005に行くべしっ!

WPC EXPO

東京ビッグサイトで開催中の『WPC EXPO』で、W-ZERO3の展示ありとの情報。

ブツがあるのは、以下の2箇所らしい。


 シャープブース

 ウィルコムブース 


これは万障繰り合わせても行かねばと思い、先程、事前登録を済ませた。

「事前」と言うから、26日以降はダメなのかと思っていたが、どうやら「入場する前」という意味らしい。通常の入場料は2000円だが、事前登録さえしておけば、なんとタダで入れるのだ。


これで、ナマのW-ZERO3を、見たり、触ったり、ムフフしたり、できるぞ。

決行は29日の最終日。

後は、家族の説得だけ(娘さえ丸め込めばOK)。。


ファースト・インプレッション、乞うご期待。

WPC EXPO 2005

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2005年10月26日水曜日

PSPでぞわ~っ 怪談 『新耳袋』

c990e1e6.jpg
『新耳袋』をご存知だろうか..


現代版、怪談百物語である。

そもそも、百物語とは、なんぞや。

古えの教えには、「物語百せし折には怪至る」とある。



TV版『地獄先生ぬ~べ~』第44話「子どもは見ちゃダメ!!禁断の怪談・百物語! 」にもあるように、一夜のうちに百物語を語ることは、魔界への門を開くことを意味する。

『新耳袋』の著者である木原浩勝氏は、その辺りをよくわきまえている。1冊の本には九十九話までしか、載っていない。

なぜなら、最後の一話は、あなた自身が語るからだ..


単行本『新耳袋』は、「第一夜」~「第十夜」。文庫本は現在、「第七夜」まで出版されている。私はその第一夜と第二夜を読んだ(もちろん別々の日に)。

小説はいい。否が応でも想像力をかき立てられる。

何気ない日常に潜む恐怖、あなたの隣人に降りかかる災厄。

すべては「この時間/この場所」で実際に起こりうるという気がしてくる..

「よく聞く話」と言えば、それまでなのかもしれない。それでも、ことさらの恐怖を煽るような話し言葉より、淡々と出来事を語る文体は、かえって真実味を帯びているように思える。


そして、今や、それは画像/音声へと姿を変え、新たな恐怖を我々に与え始めた。
PSPという機器を使用して..

ただし、これは、ゲームではない。マルチエンディングというわけでもない。

純粋な怪談体験ソフトである。

人々が寝静まった夜中、ぜひ、ステレオヘッドフォンを耳に刺し、ひとりで聞いて頂きたい。

PSP初の3Dサウンドは、あなたの内面に眠っている恐怖を炙り出すだろう。

画像は視神経を通じて脳髄に吸収され、音声は内耳を伝わり魂を揺さぶる。

あなたにとって、それは新たな恐怖体験となるに違いない。

文庫本
新耳袋 第一夜 木原 浩勝、中山 市朗著 角川文庫

PSP怪談体験ソフト
実話怪談「新耳袋」一ノ章

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2005年10月24日月曜日

ザウぽん.vs.シャアぽん


話題のW-ZERO3、ウィルコム端末としては、愛称が必要かと。

巷では、「ザウぽん」とか「シャアぽん」とか、呼ばれはじめているらしい。

じゃ、どっちでいくか?


シャアぽん」って、どうよ。なんかガンダムの世界じゃん。

『はぐはぐリナザウ』と相性のいいのは、やっぱ「ザウぽん」かな?


当分、タイトルはこれで、行こうと思う(世の中の動向を見つつ)..

W-ZERO3の愛称

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USBフラッシュメモリ接続


USBフラッシュメモリを SL-C3100に接続してみた。

使用するには、mountする必要がある。

詳細は「はぐはぐリナザウ Wiki」にて。


詳細設定は、追って掲載する予定。

ルートユーザー以外がマウントする方法、及び、日本語のファイル名を正常に表示させる方法について、研究中!

USB Flash Memory

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2005年10月21日金曜日

PSPギガ・パックと兄弟喧嘩、W-ZERO3と欲望、のハザマ


ほんの23時間前、『MEMORY STICK PRO DUO 512MB』購入の話をした。

と・こ・ろ・が、同じ10月20日に『PSPRギガ・パック』なるモノが発表になった。

1GBのメモリースティック同梱で、税込 31,290円なり。

(メモリー、安くなるとは、噂には聞いていたのだが..)

ちょっと、ショック。


もう1台欲しいナー。

さっきも、小2の息子がPSPやりたいとダダをこね始めて、
(娘)「あんた、指なめてるから、ヤダ。やりたいんだったら、二度となめるな!」

と、頭ごなしに否定されていた。8歳も離れていると、姉には全く歯が立たない。

(それでも、たまに、かなり激しい兄弟喧嘩になったりする)

このPSPは、高校の合格祝いに娘に買ってあげたものだし(入学祝いにゲームかよっ)、娘は指紋まで気になるタチだから、その気持ちも分からんでもないが..

結局娘が折れて、今、息子は『ナムコミュージアム』で遊んでいる。


でも、一家に2台は、かなり贅沢。
PS3とかW-ZERO3とか、買っちゃうかもしれないし(うちは貧乏だし)。。

そう、W-ZERO3

しばらく様子見のつもりではいるのだが、体ん中の物欲の虫がムズムズしてくるような、いても立ってもいられないカンジ。

Windowsばっかりの世の中なんてツマラン、と頭では考えてはいるが、体は求めちゃうんだよね。


(このブログ、たしか、リナザウ関連のブログだったような..)

『PSPRギガ・パック』プレスリリース
W-ZERO3:シャープ

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#製 Windows Mobile「W-ZERO3」


とうとう出ましたねー、『W-ZERO3』 > Zaurus/PDA好きの皆さま


ちょっと、PSPみたいなツヤ出しの黒の筐体。

Windows Mobile」搭載ってことで、Winアプリとの相性は折り紙つき。

しかも、PHSとしての音声/データ通信の他に、無線LANまで内蔵しているという..

携帯/PHSの便利な機能に、広いVGA画面やキーボードといったPDAのいいとこまで盛り込んじゃったんですね(ただし、スライド式キーボードは手に持って打つのが基本らしい)。

mini SDカードスロット、W-SIMスロット搭載。#製ということで、タッチペンも付属。


肝心の料金プランもさまざま。

ウィルコム定額プラン      :ウィルコムの音声通話の定額サービス
データ定額              :4xパケットデータ通信の定額サービス
ウィルコム無線LANオプション :公衆無線LANの定額サービス(対応予定)


「ウィルコム無線LANオプション」とは、月額700円(料金コースによりオプション料金が異なる)の定額料金で公衆無線LANサービスエリアでの高速データ通信が利用できるオプションサービス。2006年5月末まで試験的に無料。


リナザウ、ダメじゃん。負けてるじゃん。

っつーか、ぜーーったい、欲しーし。


近い将来、テレビ/ラジオFelica機能GPSナビまで搭載した機種が出るそう。

うむむ! それまでは、指をくわえて、ガマン、ガマン!


最後に、名前の云われを。

W   :Willcom/Windows/Wireless
ZERO :Zeroからの新しいTool
3    :3WAY Communication(PHSのデータ通信/PHSの音声通信/無線LAN)

ウィルコムがWindows Mobile採用のスマートフォンを発売!(livedoor Computers)

WILLCOM
W-ZERO3:シャープ

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2005年10月20日木曜日

PSPで『デビル・メイ・クライ』のデモムービーを見たなっ!

memory_stickついに、『MEMORY STICK PRO DUO 512MB』購入!

最初に買ったのは PSPバリューパックだったんで、32MBのメモリーが付いてきた。

私用には 128MBのを買い足した。今回の 512MBは娘用(贅沢な~)。


珍しく早く起きてきて、朝っぱらから何を言うかと思えば、
(娘)「『デビル・メイ・クライ スペシャルエディション』(PS2用ゲーム)のムービー取りたいから、帰りにメモリースティック、買ってきて~」

とヌカシおった。
(娘)「お母さんのと同じで、いいからサー」

うっちゃっといてもよかったのだが、「ムービー」と聞いて血が騒いでしまったのだ(ウカツ)。


車で帰宅途中、近所の「Wonder GOO」に寄った。SONY純正は、128MBと512MBしかない。サンディスクのはアダプター付きで1GBまであり、それぞれSONYのと同じ値段だった。

これがあれば、私のSOTEC PCにある標準サイズのメモリースティックスロットに挿せる。

しかし、(娘)「SONYのにしてねー」と言っていたのを思い出し、純正品の512MBのを、8,594円で購入。
(娘)「512の買ってくれたんだー」

当ったり前じゃん。ムービーやるなら最低でも、これぐらいは、必要っしょー。

これはビデオ用にして、タダのやつ、いろいろ取ってみようよ、と提案してみた。

もちろん、(娘)「オッケー」

PSP_wirelessいつの間にやら、PSPをネットに繋いでいる。

え、一人でやったのぉ。
(娘)「べつ、簡単だったよー」

この母親にして、この娘あり。。

しかも、32MBのメモリーのデータを整理して、『デビル・メイ・クライ』のムービーをすでにダウンロードしていた。

PSPでダウンロードしたん?
(娘)「デビル・メイ・クライのサイト、フラッシュ使ってるから、PSPから取れないんだよねー。んで、パソコン(娘用ノートパソコン)でダウンロードして、ケーブルつなげて送ったんだけど」

ケーブル、持ってないでしょ。
(娘)カラオケステーションUSBケーブルが、ちょうどぴったりでサ」


で、今、娘は、居間のテレビで『デビル・メイ・クライ3』をやっている。

英語しゃべってるんだよね、このゲーム(分からんでも、できるらしい。字幕もあり)。

小2の息子も、いろいろアドバイス(?)しながら、一緒に見ている。

娘の膝の上のPSPには、『デビル・メイ・クライ』の攻略サイトが...


ところで、『デビル・メイ・クライ3』(PS2用ゲーム)のギャラリー画面には、
Motion Capture Video なるものがあり、これがなかなかカッコイイ。

本物の外人さんが、器具などを使ってゲームの元になる動作をやっている。

俗にいうメイキングビデオのようなもの。特に、女性がかっこええ。

日本人によるゲームのデモ映像の実写版もある。こちらは、男の人が似てなくて笑えるが、女の人は、やっぱりイケてる。一見の価値あり。

Devil May Cry 3 Special Edition 公式サイト
Devil May Cry 3 公式サイト
デビル メイ クライ 3

税込 2,680円より(Amazon ユーズド商品のみ)

PSP公式サイト
MEMORY STICK SQUARE

SONY メモリースティックPROデュオ 1GB MSX-M1GS

税込 11,800円(Amazon 最大10%還元)
SONY ニュー・メモリースティックPROデュオ MSX-M512S

税込 6,280円(Amazon 最大10%還元)


がっぴょ~ん! Amazonの方が、メモリ、全然安いじゃん! 超ショック!!

もう、計画性、皆無なんだから~。

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2005年10月19日水曜日

ザリガニ? ケラ?

31a0712d.jpg
ケラ Gryllotalpa orientalis


ベランダに、金魚の水替え用のバケツが置いてある。今朝、ナニゲに水面を見たら、ザリガニのような虫のような、ヘンな生き物が浮いていた。

かなり、キモい。


「また~、あいつだぁ」

小2の息子が捕ってきたに違いない。

やれ「カマキリ」だ、やれ「ウバタマムシ」だ、やれ「カエル」だ、ってな調子で、いろんな生き物を捕まえては、虫かごに入れている。

日曜に、新しい虫捕り網を買ってやったばかりだし。


夜、思い出して、息子に聞いてみた。

「外のバケツのザリガニ、とってきたんしょ?」

「え、知らないけど..」

それからは、懐中電灯で照らしながら、皆で、あーでもない、こーでもない。

埒が明かないので、昆虫図鑑を引っ張り出し、照らし合わせる。


「これだっ!」

見つけたのは、『ケラ』。

土の中に住んでいるという、あの『ケラ』。

水の中にいるから、てっきり、水棲昆虫と思い込んでいた。


ときどき、手足をばたばたと動かしている。

「まだ、生きてるじゃん。助けてやろう」

すくい上げて、ベランダの床にそっと降ろしてやった。


おまえは、これから、いずこへ、行くのか。

(羽があるから、飛べるのだろう、きっと)

自由を謳歌したまへ。

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2005年10月18日火曜日

「パーフェクト・キル」

e2539381.jpg

09/28、「マイ・ボディガード」原作「燃える男」について、このブログで書いた。

これは、同じ『クリーシィ・シリーズ』の第2作目である。

今回の作品は、実際にあった事件を題材にしている。

1988年12月21日の米パンナム103便爆破事件である。乗客243人と乗員15人全員が死亡、また、墜落した村でも犠牲者が出た。


民間機によるテロと言えば、2001年9月11日の同時多発テロが記憶に新しい。ニューヨーク市マンハッタンの世界貿易センタービルに、民間航空機2機が相次いで激突。また、アメリカ国防総省・ペンタゴン本庁舎とピッツバーグ郊外にも墜落した。テロリストにハイジャックされたという点、航空機自体が兵器となった点がパンナム103便とは異なるが、便利で利用客の多い交通手段ほど、テロの標的にされやすいと言える。


さて、9.11の事件は、ビン・ラディンが(イスラム教徒という名を騙って)主導したとされている(彼は10月8日のパキスタン地震で死亡したようだ)。

だが、パンナム103便では、2人の容疑者は特定されたが、本当の意味での首謀者は確定されていない。そこを突いて、作者クィネルは、パレスチナ解放人民戦線のある人物が黒幕であるとし、今回のクリーシィの敵役に仕立て上げたのである。


物語は、基本的には復讐劇であるが、むやみに感情に走るようなことはしない。緻密な計画(いや、むしろ軍事作戦と言うべきか)を練り上げ、冷静沈着に遂行していく。特に圧巻なのは、跡継ぎとすべく養子として迎え入れた若者を狙撃手として育て上げる場面。スティーブン・ハンターの「極大射程」ジェイムズ・セイヤーの「地上50m/mの迎撃」といったスナイパーものには及ばないが、一流の狙撃手というものがいかに特異な能力と訓練によるものなのかということは分かるだろう。


もちろん、復讐だけでこの物語の全てを語るわけにはいかない。人間愛に目覚めるクリーシィという設定も、また、お約束だからである。

私は、不覚にも、涙してしまった。。


またしても、ミリタリーファン&武器オタクにはたまらん一冊となっている。

パーフェクト・キル A.J.クィネル著 集英社文庫

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